1月 072019
 

日本トップのホーム関連の大手小売チェーン
(株)ニトリの似鳥昭雄会長が
2018年1月時点で2018年の株価予想をした。
年末頃には

・日経平均が2万円割る
・1ドル=110円割る

と当てた。これはすごい。

理由はトランプ政権の経済効果は薄い。
アメリカ頼みの日本経済では
景気は楽観的には行かないだろうと。
そして彼は2019年以後の景気の雲行きも怪しいと言う。

彼が1971年27歳の時、
利益が出ていた郊外の大型2号店を開店した直後に
(1号店は67年にオープン)
どこで話を聞きつけたのか近くに大型家具店ができて
お客を取られて売上げが30%も激減した。
(儲かると分かればすぐマネする奴が出てくる←覚えとけ)
小売業というのは仕入れに現金が必要。
たちまち資金繰りが悪化し赤字に転落した。
藁をもすがる気持ちで何か打開策になるのではと
アメリカへ視察旅行に参加した。
そこで彼の事業観、いや人生観を
大きく変える光景を目にすることになる。

アメリカの家具はデザインもいいし
価格は日本の1/3と安い。
しかもホーム全体をコーディネイトする発想で
顧客の立場に合った
TPOS(Time、Place、Occation、Style)を想定している。
豊かさを追求していくなら
日本もいずれアメリカのようになるはずだ!!

それまで家具を売って儲けることがすべてだったが、
この視察で「日本の住環境を豊かにするぞ」というロマンができた。

彼は自伝の中で
事業にはロマンとビジョンが大事だと繰り返し説く。

ロマン(大志)
ビジョン(数字・長期計画)

※アートとサイエンスとも言える。

株予想といい、家具の大規模チェーン店化といい、
似鳥少年はさぞ幼少期は利発な子だったであろう
と予想する読者もいると思うが見事な逆。
高校は賄賂で、地元の大学はカンニング入学。

好きでもないことは本気になれない。
でもいったん身を焦がすほどの何かを持ったら
スイッチが入り人生を燃焼し出す。
人とはそういう生き物なのだと私は信じている。
あなたにもそれはあるか?

関係者でないのであまり言及したくないが、
似鳥家がニトリの株式を巡って騒動した事件があった。
1989年、創業時の代表取締役であった父が亡くなり、
その遺産である不動産や株式をどうするのか。
長男である昭雄氏は株式は経営権だから
是が非でも自分の元に置きたい。
ロマンもビジョンもない似鳥家に渡ったら
(株)ニトリはダメになってしまう。
そこでいったんは遺産分割協議書で納得してもらったが、
会社が急成長した2007年に(株価も上昇中)
親族がニトリ株を巡って長男を突然訴えてきた。

食うや食わずの生活の中、
カネを稼ぐためにヤミ米でもシャーシャーと売る母。
結局破綻したが土建業の会社を経営していた父。
ロマンもビジョンもないから息子もそう育った。
アメリカに行くまでは。

「企業も家族もロマンとビジョンを持て」

でなければ家族と言えども地獄と化す。

話が飛んでしまい申し訳ない。
ニトリの通販ショップを見てほしい。

https://www.nitori-net.jp/store/ja/ec/

家具のみならず、
家電製品や調理器具
アウトドア用品や美容器具も売っている!!

前述したがアメリカの後を追う日本はどうなるのかと
彼はアメリカに毎年のように視察に行く。

スポーツ用品小売のスポーツオーソリティ破綻。
家電量販店はベストバイ以外は破綻。
(ベストバイ自身も売り場の半分を貸してしのいでいる現状)
玩具小売のトイザらスも2017年に破綻。
初めてアメリカで視察し衝撃を受けた店
「シアーズ」という百貨店も2018年に破綻。

Eコマースのアマゾンが米国の小売業を席巻している。
日本の小売業界もアメリカ同様に「寡占化」が進むはずだ。
今は良くてもニトリもこのままではやられるぞ。
ネット販売に力を入れろ。
品揃えをもっと充実させるんだ!!

私は予想する。
それではアマゾンには勝てないと。

似鳥会長、衣食住の住を事業に選んだのならば
リフォームに止まらず建設業に進出し、
ホームトータルソリューションカンパニーを目指せ。

そしてこれは助言として聞くだけでもいい。

「電気自動車(EV)は部屋(小さな家)になる」

調べたら分かるが、
電気自動車はガソリン車よりも部品が少ない。
だから安くなる=普及する。
エンジンやガソリンが必要ないから危険性少なく軽い。
だから車内空間を広くすることもできる。

スキーのメダリストの荻原健司(オギワラ)さんが
改造しやすい電気自動車は言わばファッションで
ドライバーのアイデンティティを表現していると言う。
私も賛成です。
今にファッショナブルな自動車が道路を行き交うだろう。
(トヨタやホンダのエンブレムは廃れる)

それに加えて車内が広がれば
自分の部屋のように車をデコレーションする人が一般化する。
(車内専用の電化製品が売れるから企画し作れ)

日本の住宅は小さく狭い。
この現状は国土と人口を考えればこの先もほぼ変わらない。
だから電気自動車は住居スペースの増築として
必ず部屋のようにみなされていく。
(パーキング事業は伸びる)

「移動できる部屋=電気自動車」

住所不定の人が増えて社会問題化しそうだが、
アメリカにはキャンピングカーで寝泊まりする家族もいる。

ニトリは北海道で創業した。
なぜ家具屋を選んだかと言えば
周囲に家具屋がなかったから。

父の教えである(お前はノロマでだらしがないから)
「成功したいなら人と違うことをするしかない」
ということを守るならば、
電気自動車をホームとみなして
今から参入してもいい。
EVベンチャーはこれから多く出現する。
製造業は無理でも販売代理店にならなれる。

ニトリのプライベートブランド商品だけの差別化は
先行きは暗い。
儲かると知られればマネする奴が出てくるのを忘れるな。

まず建築業に進出する。
余力で電気自動車にも参入する。

夢のマイホームは高いとして挫折し、
中途でマイカー購入に走ってしまう低所得家庭。

業界の寡占化で企業の淘汰が激しくなり、
リストラ・倒産で低所得者層は間違いなく増加する。

「豊かな日本」をロマンとして胸に抱き
今日まで突っ走ってきたニトリ。

マイカーはマイホームになるのだから
庶民の夢の実現に貢献できる。

そうなったらニトリもお客もニッコリ。

4月 222018
 

船原徹雄氏がウェブセミナーで言っていた。
下の商品で3億円を売り上げたそうです。
(日本総代理店契約を結んでいる)
(利益率は30%)

このハードウェアウォレットは
(コールドウォレットとも言う)
仮想通貨を保持保管するための機器です。

コインチェックのネム流出事件をきっかけに
ネット上で保持するのは危険だとして
一気に売れ出した。
(ネット上の保管のことをホットウォレットと言う)

通常の物販で30%の利益率はすごいことです。
(私はスーパーマーケットで働いていたが
利益率は5%くらいです)

転売せどりをして利益率30%は難しい。
上手い人でしたら20%台ですが、
売れていない在庫を考慮したら
たちまち10%台に低下するでしょう。

船原さんはヤフオク初期から転売をしている。
最初はeBay輸入をして儲けたみたいで、
そこからどんどん拡大していって
物販という業種のほとんどを経験した。
現在は各部門ごとにプロを雇って任せている。

そんな彼はウェブセミナーで漏らしていた。
物販は現金(キャッシュ)がなければ話にならないと。
上記のコールドウォレットだって
大きな資金を用意できなければ
現物を取り寄せられなくて、
3億円も売ることができなかったわけですから。

もしあなたが物販で億単位の売上げを狙うなら
価格差を狙った転売せどりはするな。
(これは単純転売と言う)
ライバルとの価格競争にさらされたり、
商品管理や資金管理に限界が出てくるから。

月に10万20万円程度なら単純転売でも構わないが、
大きくなりたいならば

1、他社ブランドの日本総代理店
2、自社ブランドの製作と販売

両方をするか、せめてどちらかを選べ。
(その時点で単純転売は卒業してしまうこと)

そこで重要となるのがキャッシュの有無です。
昨今の船原さんのメルマガでは
コンサルや塾などの情報を売るのに躍起になっている。
キャッシュに困っているのだろう。
というよりずっとキャッシュのことで
頭を悩ませていると言ってもいいでしょう。

製造者も現金の前払いで受け取りたい。
売掛金なんてできれば避けたい。
だから現金払いの小売業者を贔屓にする。
値引きしてやってもいいかなと思う。

結局ビジネスはキャッシュがあれば有利に立てる世界です。

キャッシュが欲しくてビジネスしているのに、
ビジネスを維持するためにキャッシュが消えていく。

これは「ビジネスの奴隷」だなと彼は嘆いていた。

ヒヨッコの私が言うのも何ですが。
船原さんはアメリカのオレゴンに配送センターを持つ。
それを売却してしまう。
それを終えたら日本の茨城にある配送センターも売る。
(上のウォレットの総代理店権利も売却してしまおう)

代わりにマレーシアに倉庫・配送センターを作る。
(彼はシンガポール在住)

これから拡大していくであろう
東南アジアの消費に対応シフトする。

簡潔に言うと日米欧の市場から
東南アジアの市場へとフォーカスすること。
(中国は競争が激しそうなので様子見で)

先日彼はベトナムへ行ったらしい。
何をしに行ったのか分かりませんが、
着眼点が鋭い人だと思います。
中国の10年後の国がベトナムだから。

キャッシュが売上げに比例して必要になる物販。
小売ビジネスと物流ビジネスとの両方で
拡大を目指すといいと思います。

【追記】
我々は社会のルール内で生活している。
それを破ればたちまち法から罰せられる。
法による強制力は我々を法律の奴隷にさせている。
誰もが何かの制限を受けている。
自身の肉体であっても制限になっている。
だから誰でも人間である以上、
神のような自由を手にすることはできない。
であるならばいかなる制限であろうと
物怖じしない雄々しさと
揺るぎない気高さや志を
胸に刻み込んで生きるべきではないか。
経営者はキャッシュに屈しない闘志を持つべきではないか。
人の隷属性を無効化できるのは
人生への果敢なる挑戦において他にないだろう。