8月 172017
 

現在世界人口は73億人。
あなたはそのうちの1人です。
(独りと書いた方がいいのかな)

あなたは自分をそこらにいる
つまらない人間だと思っていませんか?

カラー写真は19世紀の後半に誕生しました。
それに驚愕、恐怖したのが画家です。

写真のない時代が続く中で、
貴族たちは自身の肖像画を描いてくれと
人気画家に依頼する。
商売があった。生計が立った。

そこに写真が登場したことで
画家たちはお役御免とお払い箱にされた。
画家たちは真っ青になり、
これでは絵描きとして食えなくなると
落胆し失望し転職をはかった。
どれだけの画家が失業したのだろうか。

それでも食えない職業の画家は
屋根裏部屋に引きこもり、
世の中に巻き返しをはかるために
印象派という新風を起こした。

ドガ、モネ、ピサロ、セザンヌなど
写実主義とは異なる表現で世に問い、
美術史を支え、その消滅から救った。

18世紀の産業革命による工業化は
都市への人口流入を押し進めた。
それは人々の孤独を深める。
「個」が埋没し、統計と化し、
あなたは”It”になり果てるからだ。

あなたが私と同じ場所で同じ時間に
目の前にある風景をカメラに撮る。
ほぼ同じであろう。

だがキャンバスに絵の具を塗り込めれば
全く違う作品が出来上がる。

どうしてこうも違うのか。
脳の構造はほぼ同じであろうに。

人の持つ役割が違うからである。

あなたの眼に写る風景はあなたの世界。
その世界を統治するのはあなたの「個」

無数にある人々の「個」は
その相違を知り、泣き、笑い、
時に衝突を繰り返す。

それでも個は知っている。
私の個は寂しいのだと。

あなたの個が私の世界に訪問した瞬間、
私の個は癒やされる。

私はあなたに貢献したいのだ。